そんなカーナビは、それ以前にもあったが、彩速ナビはOSをAndroidに変え、操作レスポンスもスマホ並みの快適さ。インパネに7インチのタブレットを組み込んだようにスムースに操作できる。スマートフォン連携機能も充実。スマートループ交通情報を取得できるのでVICSより詳しいリアルタイムの渋滞情報がわかるし、周辺のガソリンスタンドを価格情報付きで検索できたりもする。操作性とナビ性能の総合力では、トップレベルと言える。
ケンウッド彩速ナビ2013年モデルはOSにAndroidを採用 |
イクリプスZシリーズは対話型エージェントにより音声検索ができる |
ところで、昨年登場したDIATONE SOUND.NAVIは「高音質」がカーナビの大きなセールスポイントになることを証明した。AV機能と一体型のカーナビは音楽を聴いたり映像を楽しむといったAV機器でもあるわけで、カーナビの案内機能を使っている時間よりもむしろ、AV機器として使っている時間のほうが断然長い。ならば、カーナビ機能よりもオーディオ部分の性能を重視したいという人がいても、まったく不思議ではないし、そんなニーズにぴったりハマったのがDIATONE SOUND.NAVIだったのだ。
音が良いナビの地位を確立したダイヤトーンは2013年モデルでさらに進化 |
カロッツェリアとパナソニックは、安心感がる。カロッツェリアの場合、スマートループ交通情報を基軸とし、探索ルートのクオリティの高さではピカイチ。自車位置の測位精度も圧倒的で、道案内役としては一級品だ。パナソニックはツートップメニューの操作のわかりやすさ、スマホ風のタッチパネル操作、スマホ連携機能、音の匠モード等の音質面と、機能をまんべんなく網羅していて、そつがない。
カーナビなんて、どれも同じだから純正で十分という人もいるが、2013年は個性的なカーナビが出そろった印象。ただし、クルマ側が変化していて、2DIN機の装着ができないクルマがどんどん増えている。今後、カーナビメーカーは、そのあたりにどのように対応していくのかが課題になるのではないか。
Tweet