エムズライン・カーHi-Fiミーティング2013が始まりました


先週末(6月22〜23日)は、今年一発目のエムズライン・カーHi-Fiミーティングのため、岩手・盛岡に遠征してきました。


このミーティングも今年で5年目。5回もやるとさすがに顔見知りも増え、気軽に話しかけてくれる人も多くなったし、参加者同士も、和気あいあいと話をしています。このミーティングの本来の目的はこれ。さまざまな地域からやってきた人たちが、カーオーディオという共通の趣味を通じて仲良くなったり、いろんなクルマのオーディオシステムの音を聴いて「へぇ、このスピーカーってこんな音がするんだ」などと気づいたり。一応、コンテスト形式だから採点して順位はつくが、順位は二の次。同じ趣味を持つ仲間との交流の場になってほしいと願って始めたようなイベントですから、その意図がようやく伝わってきたようで、うれしい限りです。

それでも、やはり上位に入賞して表彰されるとうれしいですよね。この年になると、ほめられることなんて、滅多にないし(笑)。やはり、コンテストに出るからには上位を目指したい! そんな人も多いと思います。でも、こればっかりは「こうすれば絶対に上位入賞できる」という秘策はありません。実際、今回のミーティングでも、上位入賞者の得点は、ほとんど横並び。どのクルマが1位になってもおかしくないような、素晴らしい音で、今年から復活したボーナスポイントの差で順位が決定したようなものです。また試聴順の関係で、アンプのコンディションが落ちたりとタイミングが悪かったクルマもあるでしょうから、運も関係します。だから、1位にならなかったから、入賞できなかったからといって悔しがることはありません。本人が「この音が好き」と思っていて、基本的な取付けや調整に問題がなければ、それでいいんです。

それでも、どうしても入賞したい!という人には、ヒントをひとつ。それは、課題曲をあまり気にしすぎないことです。これまでもエムズラインのミーティングでは、特定の課題曲を決めていません。今回も10曲ほど入っています。それは、意地悪でも何でもなく、特定の曲に合わせた調整をしてほしくないからです。普段、音楽を聴いていて、曲ごとにイコライザーをいじるなんてしませんよね。そういうこと。特定の曲に合わせたチューニングなんてあり得ないし、かえってバランスを崩す危険性もあります。今回も何台かありました。ある特定の1曲は、ものすごく良く聴こえるんだけど、他の曲はバランスがボロボロ。そんなクルマは総じて、順位が悪くなります。どんな曲でも音源をありのままに再生する。それが高得点の秘訣で、そのためには課題曲をあまり気にせず、いろんな曲をまんべんなくバランスよく生き生きと再生できる取付け&調整を目指すのがいいと思います。

そうそう、今年からトロフィーを止め、メダルにしました。エムズラインのトロフィーは小ぶりとはいえ、たまってくると置き場所に困るという意見がありましたから、改善したわけです。メダルならば、箱にしまっておけばそれほどかさばりませんからね。今年のエムズライン・カーHi-Fiミーティングは、8月25日の中部(浜名湖ガーデンパーク駐車場)と10月6日の関東(さいたま水上公園駐車場)、11月4日の関西(神戸総合運動公園臨時駐車場)の3回。参加を考えている方は、現地でお会いしましょう。エントリー以外の見学者も大歓迎です。

エムズライン・カーHi-Fiミーティング2013